キー入力で通貨ペアを切り替えられて、切り替え前の通貨ペアに描画されていたラインなどのオブジェクトを非表示にするインジケーター『ScreenObjects』です。描画した通貨ペアに戻ると再表示されます。
クロス円とドルストレート間などでは価格の桁数がかけ離れている(144.00(円) ⇔ ($)1.1500 等)のであまり気づくことはありませんが、MT4 / MT5 上のラインなどの描画は、同じチャートで通貨ペアを切り替えると通貨ペアを全く考慮せず実際は表示されたままです。クロス円同士やドルストレート同士で価格が近い場合、違う通貨ペアで描画されたラインは同じウィンドウ内に表示されてしまいます。これを避けるため(?)に組表示で通貨ペアを切り替える方は多いと思います。
組表示で通貨ペアを切り替える場合、使用インジケーターが多いと切り替えに時間がかかってイラっとすることがありますが、通貨ペア切り替えインジケーターなどで通貨ペアを切り替えると比較的サクッと切り替えられますよね。このインジケーターを入れるとキー入力で通貨ペアを切り替えられて、変更前の通貨ペアに描画されていたラインなどが(価格が近くても)非表示になります。元の通貨ペアに戻すと再表示されます。通貨ペア毎にラインなどの表示が紐付くので複数通貨ペアそれぞれで描画したラインを表示/非表示することが可能です。このインジケーター使えば組表示と近いことができます。
※ MT4 / 5 のデフォルトのライン・図形名(Horizontal Line、Rectangle など)を変更すると動作しません。
※ キー入力での通貨ペア切り替えはインジケーター/EA の適用数や仕様によって切り替えまでに時間がかかる場合があります。
※ スケールを固定される方には適しません。
組の中で指定したチャートをグルーピングして通貨ペアを一括変更できるインジケーターもあります。このインジケーターと併用する場合はパラメーター「全チャートを対象にする shift キー」は「全チャートを対象にしない」を選択してください。
※ 左右に shift キーがあるキーボードであれば使い分けることも可能です。
バージョン履歴
パラメーター
- キー入力で通貨ペアを切り替える
キー入力で気配値ウィンドウ(ctrl + M)に表示されている通貨ペアへ切り替えられます。shift キーを押しながらキーボード上部の数字キーの1〜9キー入力で気配値ウィンドウの上から表示順に切り替えられます。また、shift キーを押しながら以下のキー入力で現在の通貨ペアから気配値ウィンドウの表示順の上下に移動もできます。
※ 気配値ウィンドウには切り替えたい通貨ペアだけを表示してください。
※ 通貨ペア切り替え毎に shift キーから指を離してください。shift キーを押さえたまま次のキーを入力しても動作しません。
※ 気配値に10個以上の通貨ペアを表示している場合は以下の上下キーで切り替えてください。- 気配値の通貨ペアを上へ移動(shift キー + U キー)他のキーへ変更できます。
- 気配値の通貨ペアを下へ移動(shift キー + D キー)他のキーへ変更できます。
- 全チャートを対象にする shift キー
押さえる shift キーによって表示されている組内の全チャートの通貨ペアを一括で切り替えられます。「左 shift キー」「右 shift キー」「左右 shift キー(単独ウィンドウのみの切替不可)」「全チャートを対象にしない」から選択できます。
- 描画した通貨ペア名を説明に保存する
オブジェクトを描画した時点の通貨ペア名や時間足名をオブジェクトプロパティの「説明」に保存します。「表示中のライン等」からオブジェクトの編集や削除をする場合、どの通貨ペア(または時間足)に描画されているかを判別できます。
※ チャートプロパティ「ライン等の説明を表示」に✓が入っているとオブジェクト上に通貨ペア名や時間足名が表示されますので、不要な場合は✓を外してください。- 描画した時間足名を説明に保存する
ご利用条件
- 素人の個人が使用するために作成したものですのでセキュリティなどは考慮していません。ご自身の責任で使用できる方はどうぞご利用ください。
- 使用中に損害が生じても当方は一切の責任を負いません。が、不具合などあればコメント等で内容をお伝えいただき、再現できれば修正を試みてみます。
- 開発環境は Mac 上の仮想環境にインストールした Windows 11 と MT4/5 の最新バージョンのみで、他の環境の用意はありません。(使用推奨環境のことではありません。開発環境を開示しているだけです)
- 正しく使用できない口座もあるかもしれません。
- MT4 / MT5 の気配値に EURUSD を表示してください。ブローカーごとの pips 計算のために EURUSD の価格の桁数を参照しています。気配値に EURUSD を表示していない場合はインジケーターを設置した通貨ペアの桁数を利用しますが、正確な pips 値にならない可能性があります。(pips を表示しないインジケーターは除く)