
マルチタイムフレーム(MTF)に対応した移動平均線『MTFMASmoothed』です。よく見る階段状の移動平均線と、階段状の終値同士を結んで平滑化した移動平均線の2種類を表示できます。ショートカットキーで表示/非表示もできます。
MTF 移動平均線は MT4 標準の Moving Average でも擬似的に表示は可能ですが、実際の上位足の移動平均線とは計算結果が違います。擬似 MTF 移動平均線では目標価格に届いていないのに実際の上位足チャートの移動平均線で見ると届いていたり。逆もありますよね。 例えば、5分足に1時間足 10SMA の疑似 MTF 移動平均線を表示させると、過去120本の平均値が5分ごと(計算開始時間は必ず120本前で、0分だったり5分だったり30分だったりしますが1時間足は必ず0分から計算を開始)に確定されてチャートに書き込まれますが、その間の1時間足の移動平均線は確定せず、次の○時 0 分まで計算を続けています。計算の開始時間と計算期間が違えば当然結果も変わります。
このインジケーターは、上位足が確定するまで計算を続けていますので上位足の移動平均線とまったく同じ値を表示して次の終値と接続します。しかもカクカクではなく上位足の移動平均線そのままの状態で滑らかに表示することもできます。
もう、届いてる?届いてない?なんて無駄な思考はこのインジケーターで排除して取引に集中してください。
バージョン履歴
バージョンアップ 1.237(2023.10.25)
- 【MT4】1.236 をインストールしてチャート切り替えすると MTFMASmoothed が削除されてしまうことがある不具合を修正しました。
バージョンアップ 1.236(2023.10.23)
- 複数インストール時にチャート切り替えした場合の表示/非表示状態の保持を再調整しました。
バージョンアップ 1.234 / 1.235(2023.10.22)
- 【バージョン 1.235】
- 1.234 では複数インストール時の表示非表示が完成しておりませんでした。1.235 でも未完成ではありますがとりあえずの最新バージョンを公開いたします。1.234 よりは動くと思います。
- 【バージョン 1.234】
- 1チャートに複数インストールしてチャート切り替えした場合、表示非表示機能が保持できない問題を再修正しました。表示/非表示が混乱した場合は shift キー+表示/非表示キーで強制表示します。強制表示キー押下時にリアルタイムには表示されませんが、次のティックで表示されます。また、休日などティックが動いていない場合は強制表示キー押下後、時間足を切り替えて切り替え前の時間足に戻ってくると強制表示されます。
- 表示/非表示キー押下時にリアルタイムに表示/非表示が切り替わるよう修正しました。
バージョンアップ 1.233(2023.10.16)
- 1チャートに複数インストールしてチャート切り替えした場合、表示非表示機能が保持できない問題を修正しました。
バージョンアップ 1.231(2022.11.26)
- MTFBandsSmoothed にリクエストいただいた機能をこちらにも追加しました。
- ショートカットキーでの表示/非表示を保持して、チャート切り替えしても切り替える前の状態を維持するようにしました。
※ 休日などティックが動かない時間にチャート切り替えすると正常に動作しません。
- ショートカットキーでの表示/非表示を保持して、チャート切り替えしても切り替える前の状態を維持するようにしました。
バージョンアップ 1.23(2022.11.16)
- リクエストいただいた機能を追加しました。
- ショートカットキーで移動平均線を表示/非表示できるようにしました。「表示/非表示キー」でお好みのキーを割り当てて下さい。
バージョンアップ 1.221(2022.05.18)
- 【MT5】表示移動(シフト)が機能しない不具合を修正しました。
バージョンアップ 1.22(2022.03.08)
- 差分 pips の正負の方向を変えられる機能を追加しました。レートから見た移動平均線までの pips なのか、移動平均線から見たレートまでの pips なのかを + – の方向で変更できるようにしました。しっくりくる方向に変えてください。
※「pips の正負の方向を変える」を true にすると移動平均線から見たレートまでの pips 表示になります。
※ pips を絶対値で表示している場合は反映されません。
バージョンアップ 1.21(2022.03.02)
- リクエストいただいた機能を追加しました。
- 移動平均線の現在時間にカーソルを近づけると情報を表示する機能を追加しました。
表示形式:[H1] S14 = [時間足] 移動平均種別の頭文字 期間
※ S = SMA、E = EMA、SM = SMMA、LW = LWMA※ 描画方式の都合で、上位足を設定するとラインにカーソルを乗せてもツールチップが表示されにくく、情報が確認できなくなるための対策です。
- 移動平均線の現在時間にカーソルを近づけると情報を表示する機能を追加しました。
バージョンアップ 1.20(2022.02.27)
- 現在時間の移動平均価格とレート間の pips を表示する機能を追加しました。移動平均線の現在価格へカーソルを近づけると「 + 」が表示されますので、クリックすると現在時間の移動平均価格とレート間の pips が表示されてリアルタイムに更新されます。差分 pips テキスト左側の「Bid」または「Ask」をクリックすると参照レート価格を切り替えられます。「差分 pips を表示する」を true にしなければ機能をスルーしますので負荷はかかりません。
バージョンアップ 1.13(2022.02.22)
- パラメーターから使用しない設定にできる機能を追加しました。非表示にしたいときに削除までしてしまうと再設定が面倒なのでオン/オフスイッチを付けました。
※ MTFMASmoothed を複数使用している場合はどれを設定したか判別できなくなりますので、使用しない設定にする場合はインジケーターリストから設定して何番目を設定したか覚えておくことをおすすめします。
バージョンアップ 1.12(2022.02.21)
- 【MT5】現在足を表示できるよう修正しました。
- データウィンドウに表示されるテキストを修正しました。
パラメーター

- 対象の時間足
表示させたい上位時間足を指定します。現在足にすると通常の移動平均線として使用できます。
※ 現在足を指定すると、スロープを指定していても平滑化ロジックをスルーしますので負荷は通常の移動平均線と変わりません。安心してご利用ください。
※ 5分足以下に月足を表示させると MT4 / MT5 の処理が遅くなります。例えば1分足に月足の期間 30 を表示すると、月末に向かって最大 1,296,000 本のバーを対象に毎ティック計算することになります。このインジケーターはバー数制限をしても、その本数以上を必要とする時間足を指定すると最低1本のラインは表示しようとします。ただし、オプションで指定するチャートの最大バー数を超えて表示することはできません。- 期間
計算する期間(バーの本数)を指定します。 - 表示移動(シフト)
移動平均線の表示位置を左右にずらせます。 - 移動平均の種別
「単純移動平均(Simple Moving Average SMA)」「指数移動平均(Exponential Moving Average EMA)」「平滑移動平均(Smoothed Moving Average SMMA)」「線形加重移動平均(Linear Weighted Moving Average LWMA)」から選べます。 - 適用価格
「Close price 終値」「Open price 始値」「High price 期間の高値」「Low price 期間の安値」「Median price 中間価格 (高+低)÷2」「Typical price 典型的価格 (高+低+終)÷3」「Weighted price 平均価格 (高+低+終+終)÷4」から選べます。 - 表示方法
「スロープ(平滑化)」「ステップ(階段状)」から選べます。 - 色
- 線種
- 太さ
- マウスオーバーで [時間足]期間 を表示する
移動平均線の現在時間にカーソルを近づけると移動平均線の情報を表示します。描画方式の都合で、上位足を設定するとツールチップが表示されにくくなるための対策です。
表示形式:[H1] S14 = [時間足] 移動平均種別の頭文字 期間
※ S = SMA、E = EMA、SM = SMMA、LW = LWMA
- 期間
- 差分 pips を表示する
移動平均線の現在価格へカーソルを近づけると「 + 」が表示されますので、クリックすると現在時間の移動平均価格とレート間の pips が表示されてリアルタイムに更新されます。差分 pips テキスト左側の「Bid」または「Ask」をクリックすると参照レート価格を切り替えられます。使用しない場合は false にしておけば機能をスルーしますので負荷はかかりません。
※ true にした状態でも pips を表示しなければ計算をしませんので負荷はかかりません。- 差分 pips を表示して開始
差分 pips を常時表示します。テキストをクリックすると非表示にできます。ラインが密集した箇所ではクリックが困難な場合がありますので、その場合はここを true にするとクリックしなくても表示されます。 - 差分 pips 表示位置(バー数)
テキスト位置をバーの本数単位で変更できます。正数で右に、負数で左に移動できます。 - 差分 pips の正負の方向を変える
レートから見た移動平均線までの pips なのか、移動平均線から見たレートまでの pips なのかを + – の表示でお好みの方向へ変更できます。 - 差分 pips を絶対値で表示する
false にすると現在時間の移動平均価格がレートより安値にあれば負数で表示します。 - 差分 pips 参照価格
算出元となる価格を Bid、Ask から選択します。ここで設定した価格が初期設定になりますが、テキスト左の「Bid」「Ask」をクリックしても切り替えられます。 - 参照価格名を表示する
テキスト右側に参照している価格「Bid」または「Ask」を表示します。 - 差分 pips の文字サイズ
- 差分 pips の文字色
None を選択するとラインの色を反映します。ライン色と別の色を指定できます。
- 差分 pips を表示して開始
- 描画するバー数を制限する(MT4 のみ)
- 描画するバー数
- 表示/非表示キー
ショートカットキーで移動平均線を表示/非表示できます。お好みのキーを割り当てて下さい。None を選ぶと表示/非表示機能をオフできます。
複数インストールして時間足を切り替えると表示/非表示が混在してしまう場合があります。その場合は「shift キー + 表示/非表示キー」で強制表示できます。強制表示キー押下時にリアルタイムには表示されませんが、次のティックで表示されます。また、休日などティックが動いていない場合は強制表示キー押下後、時間足を切り替えて切り替え前の時間足に戻ってくると強制表示されます。
※ 再表示する際、非表示した時点の古いデータが表示されますが次のティックで修正されます。こうすることで休日にティックが止まっていても表示非表示ができるようになっています。
※ チャートを切り替えても表示/非表示の状態は保持されます。ただし休日などティックが動かない時間帯に非表示にしてチャートを切り替えると再表示できません。その場合は時間足を切り替えて戻ってくると表示されます。 - MTFMASmoothed を使用する
false にすると休止できます。短期足に月足を表示していると、月末に近づくにつれて計算対象バーが増えて重くなるので、その対応として削除までしなくても休止できます。
ご利用条件
- 素人の個人が使用するために作成したものですのでセキュリティなどは考慮していません。ご自身の責任で使用できる方はどうぞご利用ください。
- 使用中に損害が生じても当方は一切の責任を負いません。が、不具合などあればコメント等で内容をお伝えいただき、再現できれば修正を試みてみます。
- 開発環境は Mac 上の仮想環境にインストールした Windows 11 と MT4/5 の最新バージョンのみで、他の環境の用意はありません。(使用推奨環境のことではありません。開発環境を開示しているだけです)
- 正しく使用できない口座もあるかもしれません。
- MT4 / MT5 の気配値に EURUSD を表示してください。ブローカーごとの pips 計算のために EURUSD の価格の桁数を参照しています。気配値に EURUSD を表示していない場合はインジケーターを設置した通貨ペアの桁数を利用しますが、正確な pips 値にならない可能性があります。(pips を表示しないインジケーターは除く)
ダウンロード
MTFMASmoothed.ex4 (MT4)
Version: 1.237
Published: 2021-11-19
2335 Downloads
MTFMASmoothed.ex5 (MT5)
◯ MT5 版は以下の機能が非対応です。
・描画バー数制限
Version: 1.237
Published: 2022-02-18
2082 Downloads